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「いま問い直す知識資産の価値 ナレッジマネジメントの本質」

真に重要な知的資産は何か

  • ビッグデータから価値ある洞察を引き出すうえでも、現在の知識資産を把握し、どの知識が成功のカギを握るのかを理解することが大切だと、筆者たちは指摘する
  • ビッグデータに対する期待が大きいがゆえに焦りが生まれ、企業が的外れな方向に力を入れてしまうと、もっと重要な課題、すなわち自社のすべての戦略的知的資産( 自社のコアコンピタンス、専門知識を有する領域、知的財産、豊富な人材など)を適切に管理することがおろそかになる可能性がある
  • 我々は、企業の成功につながる知識の牽引役を明確に理解しない限り、ビッグデータの真の価値は決して得られないと考えている。

知識をマッピングする

  • 最初のステップは、取り組みの範囲を決めること
    • 本書が目指すのは、あなたの会社が将来成長できるかどうか、そのカギを握る知識資産( 単体または新たな組み合わせ)を理解する手がかりを提供することである。
    • もしあなたの会社がすでに知識管理システムを導入しているとしても、まず間違いなく、自社に必要不可欠な知識を十分には解析できていないはず。
    • 我々が企業と関わる時に最初にすることはたいてい、全社、部門、事業ユニットの各レベルで機能横断チームを立ち上げ、他社と競争するうえで重要と見なす分野と、それを支える知識を明確にしてもらうことである
  • 次のステップは、それぞれの資産を、暗黙的か明示的か( 非構造的か構造的か)を縦軸に、自社特有か一般的か( 非散在か散在か)を横軸に取った単純な二次元グラフを用いてマッピングすることである。
    • 図表を参考に、自社の知識資産の位置付けを確認してみよう


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新たな機会を見つけていく

  1. 暗黙の知識を選択的に構造化する (縦軸に沿って上に動かす)
  2. 知識を社内で普及させる (横軸に沿って右に動かす)
  3. 知識を社外にまで拡散させる (横軸にそってさらに右に動かす)
  4. 知識を状況に当てはめる (縦軸に沿って下に動かす)
  5. 新たな知識を発見する (横軸に沿って左に動かす)




軸を動かすプロセスを、野中先生のSECIモデルにマッピングするとこうなるのかな。

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野中先生の「知識創造企業」についてはこちらに
tkybpp.hatenablog.com