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リクルートのDNAについて改めて考えてみる


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リクルートに新卒で入社してはや数年。
一般的な大手企業であれば若手とカテゴライズされるのだろうが、もう社内では中堅と呼ばれるようになってしまった。

入社前に、リクルートのカルチャーを知るために、片っ端から本や記事を読んだ。

創業者・江副さんが考案した社訓は
「自ら機会を創り、機会によって自らを変えよ」
という言葉だ。
リクルートのカルチャーは、この言葉に集約されていると言っていいだろう。

特にこの3冊は何回も読んだ。

リクルートのDNA - 起業家精神とは何か

リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)

リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)

江副さんの視点で、創業から2000年代までの様々な経験を自身の言葉で赤裸々に語りながら、ビジネスや人生に対する考え方を伝える。失敗や成功を通して、会社がどう変わってきたのか、また創業から変わらず残っている考え方は何なのか。リクルートのカルチャーがどのように形成されてきたのかはもちろん、組織体制やビジネスモデルについても知ることができる。

Hot Pepper ミラクル・ストーリー

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

クーポンマガジンとして知られているHot Pepperが、スタートからわずか4年で売上げ300億円、営業利益100億円の事業となったその秘訣についてまとめたものです。
Hot Pepperを事例にしながら、「事業とは何か?」「強い組織とは何か?」「良いチームとは何か?」「すぐれたリーダーとは何か?」を考えるキッカケを与えてくれる。

さらには事業立ち上げの仕組み作りについても学ぶことは多い。「市場規模などの数字で把握しておくことの重要性」「勝ちパターンを絞り込んでおく」「構想力:見えないものを見に行く力」「森を見て木を見て枝を知る」「数字から逃げない組織を作る」などマネジメントや戦略の話まで展開されている。

リクルート「創刊男」の大ヒット発想術

リクルート「創刊男」の大ヒット発想術 (日経ビジネス人文庫)

リクルート「創刊男」の大ヒット発想術 (日経ビジネス人文庫)

「フロムエー」「じゃらん」など20年間で14もの新規事業に携わったくらたまなぶさんの方法論。新規事業が突然のひらめき勝負ではなく、ヒアリングなど地道な作業の延長線上に創られていくことが語られている。マーケティングや企画立案、総合的に学べる内容になっている。ただし、MBAの教科書のようなビジネス本と違うところは、ひたすらに自分の言葉で語られているので非常にリアリティがあってわかりやすい。



最近は、退職ブログを目にすることが増えた気もしている。
内部情報がどうのこうのと目にするが、完璧な組織など存在しない。
むしろ、リクルートの社員は常に組織や業務の不満を言っている。

そしてマネージャーがこう言うのである。
「不満ばかり言ってないで、どうすれば解決できると思うの?」

メンバーが手をあげれば、それを受け入れるカルチャーがある。
もちろん一筋縄に進まないことのほうが多いが、
前提として受け入れようというスタンスが浸透している。

マネージャーも、メンバーの背中を押してくれる存在の人が多い。
私もベルリンに行く時はとても不安で悩んでしまっていた。
だが、当時のマネージャーに

「行ってきたら?失敗しても死にはしないんだから」

と言われて、とても気が楽になったことを覚えている。



江副さんのマネージャー論は何度読んでも学びがある。

matome.naver.jp

あまり知られていないが、新入社員に向けたメッセージもある。

cresco-inc.com


ここ数年、リクルートに関する本が増えている。
こんなに出てるのか、と驚くとともに、これらの本に、リクルートのカルチャーが集約されていると改めて思う。


「どこでも通用する人」に変わるリクルートの口ぐせ

「どこでも通用する人」に変わるリクルートの口ぐせ

リクルートのOB/OG28名による、脈々と受け継がれる「口ぐせ」がまとめられた本。
実は、すべての口ぐせの根底には、仕事に対するひとつの哲学が流れている。
それは「自ら機会を創り出し 機会によって自らを変えよ」なのである。

リクルート 挑戦する遺伝子

リクルート 挑戦する遺伝子

リクルートの社史のような内容、創業から現在までの概説が記されている。
リクルート事件や東証一部上場まで。

リクルートという奇跡

リクルートという奇跡

元リクルートで、初の民間人校長として有名な藤原和博さんの本。1977年に入社してから2002年に卒業するまでの仕事内容が描かれており、当時の様子を知ることができる。
やはり「リクルート事件」という存続の危機を乗り越えた時の話は面白い。

リクルートという幻想 (中公新書ラクレ)

リクルートという幻想 (中公新書ラクレ)

「この本は、リクルートという企業にまつわる幻想を検証すること、それを通じて同社だけでなく、日本の企業やビジネスパーソンのこれまでとこれからを考える本である。」とある。
ただ思うのは、世の中はリクルートという会社にそんなに関心は無いだろうし、中にいる社員も「リクルートのために仕事をしている」という人はほとんどいない気がする。ただサービスを使ってくれるカスタマーのことを考えているだけなのである。

人材輩出企業と言われているが、会社としては「長くいて欲しい」と考えているらしい。
リクルートの採用方針は、以前けんすうさんがこのようにツイートをしていて、まさにこの通りです。


「会社に選ばれる優秀な人材の条件」ではなく「優秀な人材に選ばれる会社の条件」の方が経営的視点であり、筋のよい問いであると思っている。

リクルート・イズム (イノベーションを起こした25人の軌跡)

リクルート・イズム (イノベーションを起こした25人の軌跡)

こちらもリクルートの社史のよう。江副さんの言葉から、社風や社内制度を取り上げつつ、リクルートOB/OGの25名を紹介している。リクルート時代に何を学び、卒業後にどのように活かしているのか。

リクルートの すごい構“創

リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド

ボストン・コンサルティング・グループ日本代表である杉田さんが、リクルートの独特な「リボンモデル」などのメソッドについて執筆している。スタディサプリやホットペッパー、ゼクシィなどがケースとして取り上げられている。数々の新規事業の背景にある、個人のアイデアを拾い上げ、組織として仕組み化させ爆発的に展開していく方法がまとめらている。


読んでみて、あーわかるわかる。という感覚になるばかり。

念のため書いておきますが、こちらで、いくつかのリクルートの本を取り上げていますが、私自身「リクルート最高!」と思っているわけではないです。
もちろん学ぶことはたくさんありますが、課題に感じていることもたくさんあり、日々それらに向き合っています。
しかしながら、組織として、会社として、やはり上手くできているなと思うところがあるので、改めて客観的に知るために書いてみました。


スーモのさがしもの

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